「株で月5万円くらい儲かったら…」調べてみると3000万円ぐらい必要な配当利回りに

「株で月5万円くらい儲かったら…」調べてみると3000万円ぐらい必要な配当利回りに投資
「株で月5万円くらい儲かったら…」調べてみると3000万円ぐらい必要な配当利回りに

とある実家での会話:

「なあなあ、やっちゃん(親にはこう呼ばれている)」
「なんだい、かあさん」
「お母ちゃんは、老後は株を始めようと思うんだ」
「老後資金、吹っ飛ぶよ」
「そうじゃなくて、メインのお金は残しておいて、余ったお金でちょっと贅沢したいな〜っなんて( ^∀^)ニコニコ」
「なるほど」
「だから、月5万円くらいもらえたらいいんやけど、なんか知らない?」

・・・

・・・

・・・

「知らない」

株で5万円儲けるのはそれほど簡単なのだろうか?

株で月5万円くらい儲ける方法

株で月5万円儲けようと思うと3000万円くらい必要

まず、株式投資には

  • 売買で稼ぐ
  • 配当で稼ぐ

と、2つの方法がある。

うちのオカンは「短期売買で利ざやを…」なんてことは想定していないだろう(たまに「株主優待も欲しいなっ(^ ^)ニコニコ」なんて言ってる)。そのため今回のケースでは「配当で稼ぐ=配当利回り(株で貰える配当の利率)」で考えなければならない。

そこで、配当利回りというものは、いったい平均するとどれくらいなのか、を調べてみた。

ざっと、年利2%くらいだ。
(東証1部株:2%、東証2部株:2.2%、日経平均株:2.1%、※変動あります 参考:国内株式指標

100万円分の株を「うぇーい」と買ったら、来年には102万円になってる、ということか。
この計算式に当てはめると・・・

3000万円分の株を買う
→年利2%の配当を受け取る
→60万円が手に入る
→12ヶ月で割れば月5万円になる

となる。

つまり、株で月5万円の配当を手に入れようと思うと、ざっくり3000万円が必要になるということか。

月5万円の配当を得るには「高配当株」か「外国株」か

「オカン!3000万円を用意するんだ!」
「うちにはそんなお金はない!!」

だろうな。

でも月5万円の配当は欲しいというのだから無茶を言う…。であれば利回りを上げるしかないだろう。

仮に配当利回り2%が5%になれば、3000万円必要だったお金が、1200万円に変わる。
(3000万円×2%= 60万円 = 1200万円×5%)

そこで方法としては高配当株(配当率の高いと言われる株 or 外国の株)となるだろう。

調べてみると以下のようなものがあった。

次のランキング表は全上場企業を対象に、予想配当利回りの高い順に並べたものである。

JT 7.57%

日本電気硝子 6.22%

ソフトバンク 6.13%

高配当で無配・減配リスクが低い株ランキング!厳選85銘柄
https://diamond.jp/articles/-/239873

なるほど。意外と高配当ではないか。
仮にトップのJT(7%)を基準に試算してみると、

月5万円=年間60万円=860万円×7%

となる。

860万円か…実家にそんな大金があるのだろうか。もし無かったら、これがただの絵に描いた餅になってしまう。

では外国株ではどうだろうか?こちらも調べてみると…

米国株の中で、ダウ平均やナスダック100、S&P500を構成する中型株と大型株を対象に、高配当銘柄上位10社のランキングを見てみよう

シェルンベルジュ 11.03%

アルトリアグループ 9.91%

フォードモーター 9.08%

エクソンモービル 8.15%

ザ・ウィリアムズ・カンパニーズ 7.95%

長期的かつ安定的な配当の実施を前提にすると、米国株の高配当利回りの目安は7~8%程度と考えるべきだ。

米国株(アメリカ株)の高配当利回りランキングTOP10!ダウの平均利回り、「ダウの犬」投資法も紹介
https://moneytimes.jp/investment/detail/id=4820

ほう、トップで11%、目安で7〜8%となるのか。仮に11%で試算すると…

月5万円=年間60万円=550万円×11%

となる。それでも550万円か…。

高配当株・外国株のリスク「減配・無配当」

「ハイリスク・ハイリターン」という言葉があるように、高配当なものには高リスクがあるのだろう。「高配当株 リスク」で検索してみると、以下のような内容が見つかった。

高い配当利回りに潜むリスク、それは減配や無配リスクです。配当金は企業が稼いだキャッシュの余剰金から支払われるものです。

配当は十分なキャッシュがあってこそ払えるものなのです。

高い配当利回りに潜むリスク
https://www.avocado-fes-thought.com/riskOfHighDividendStocks.html

もしも実際に減配や無配が起こってしまったらどうなるのでしょうか。

確実に言えるのは短期的な資産価値の減少です。 高配当利回りの株は高配当であるが故に投資家から買われている側面があるので、減配や無配が生じると売りが殺到して株価も大きく下がるリスクをはらんでいます。

高い配当利回りに潜むリスク
https://www.avocado-fes-thought.com/riskOfHighDividendStocks.html

なるほど。高配当株というのは「高配当」だから人気が高く、買う人も多い。そのぶん「配当」で期待に応えられない場合は、一気に人気が下がり、株価が下がり、キャッシュがなくなり、配当も払えなくなり…という悪循環に陥る可能性があるのか。

またこのような意見も見つけた。

誰も買わないから、利回りが高くなる

配当利回りが高いということは、株価が低い、つまり「買う人が少ない」ということです。

高配当株 = 株価が低い = 買う人が少ない

人気のある銘柄であれば、株価は上がり、配当利回りは低くなります。

裏を返せば、真の優良企業であれば、利回りは必ず低くなります。

優良企業なら、株を買う人が多いため、株価も高くなるからです。

高配当株への投資はリスクが高い4つの理由とは
https://www.sekihara-daisuke.com/posts/8547549/

なるほど。配当利回りと言うのは「株の購入額」と「配当金額」で決まるわけだから、割安なものを買えば当然利回りが高くなる。しかし、割安なものはなにか欠陥があるのかもしれない、ということか。

では外国株のリスクはどうだろうか。

1.価格変動リスク
2.信用リスク
3.流動性リスク
4.為替リスク
5.カントリーリスク

外国株式投資のリスク
https://www.tokaitokyo.co.jp/otome/investment/stocks/fstock/risk.html

特に「4.為替リスク」「5.カントリーリスク」は日本株にはないリスクだろう。アメリカ株であればドル円相場にも気を配る必要があるし、トランプ大統領の発言などをしっかりとチェックしなければならない。それに、企業の一次情報が英語で出てくるため、自分で翻訳するか、Google翻訳を使うか、誰かが翻訳したものを見なければならない。

うちのオカンにはややハードルが高いか…

株以外の選択肢を提供する「投資信託」「債権」「REIT」

日本語でできる投資(どんな基準だ)で、ほかの選択肢を挙げるのであれば

  • 投資信託
  • REIT(不動産投資信託)
  • 債権
  • 不動産投資
  • ソーシャルレンディング

があるだろう(ググった)。

ほかにも保険やFX、先物や暗号通貨など、資産運用方法はいくつもある。しかし、保険はうちのオカンは年齢的に厳しいし、そのほかは個人的に親向きではないと考える。

かといって、前述の5つが親にオススメできるかといえば、まだわからない。今後のブログ記事で調べていきたいと思う。

まとめ「親の軍資金次第で高配当株か」

「オカン、ぶっちゃけやけどあんま株式投資はおすすめせんわ」

個人的には、こう思う。特にオカンのように軍資金が限られており、投資経験もほぼ無いのであれば、老後にいきなり投資を始めても難しいだろう。であれば、筆者である「やっちゃん」がお金を稼ぎ、実家に仕送りをしようかとも考えたが、いかんせん私もアラブの石油王ではない。

ただ希望を叶えてあげることも重要である。

「株式で」「メインのお金を残し(限られた軍資金で)」というのであれば、高配当株を狙わなければ「月5万円ぐらい〜」には届かない。ここは実家に帰って相談しよう、そうしよう。

その日は唐揚げかハンバーグが食べたいな、おかん。

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